カテゴリ:ゲーム( 158 )
君の名残は静かに揺れて

ユニゾンシフトブロッサムの傑作Flyable Heart(以下フライア)のスピンオフゲーム。

>システム
基本はフライアと同システム。
ピンクを基調としていたフライアに対して青系でデザインされているのでイメージはガラっと変わっている。
フルプライスのフライア同等のセーブポイントがあるので毎日セーブしても余る点は良し。
あとワイド画面が標準になってるのは良進化点。

>グラフィック
大半の立ち絵はフライアの使いまわしなのでクオリティは高い。
後半の新キャラについては立ち絵が新規で作られているが、そちらも見劣りしないレベルで立ち絵は合格。

だが残念なのが一枚絵。
前作のハイクオリティが嘘のようにバラツキがあり別人度も高い。
せっかく一枚絵の枚数はフルプライスに見劣りしない枚数があるのにこれでは逆効果。
イベント絵がでると逆にテンション下がるレベル。

>シナリオ
名家のお嬢様との恋という非常にオーソドックスな筋立てのシナリオ。
前半の学園編、後半の白鷺家編どちらも過不足ないボリュームでしっかり描かれている。

前半の学園編はフライアと類似した展開。
茉百合にフォーカスして必要のない部分(特にコメディ分)はオミットされて進む感じ。
でもボリュームが落ちたようには感じず描くべき事はきちんと描かれる。

特にフライア時より深く描かれる桜子と茉百合の関係はみどころのひとつ。
あとフライアと違い、飛ぶ前の世界なのでその辺の違いも楽しめる。

後半の白鷺家編は登場キャラも雰囲気もガラっと変わり、学園物から屋敷物へ。

新キャラの白鷺家の面々が一々癖のあるキャラなので登場キャラ数が減っても物足りなさはなし。
まあ主人公の晶君がほぼ活躍しない事以外は良シナリオ。どう見ても会長の方が頑張ってるよ。

シナリオに仕掛けられたギミックは事前情報を入れずにプレイする価値はある。


>エチ
正直、茉百合のフライアキャラランクは下から数えた方が速い自分としては期待していなかったんだが、それを差し引いても一枚絵のクオリティが苦しい今作ではエチシーンも一枚落ちる感はある。
茉百合以外で唯一エチシーンがあった三女がなかなかぶっ飛んでいて良かったのが救い。
話が出るだけで描写がなかった過去のエチだが、エロゲーとして出すならその辺の描写も入れて欲しかった。ふつーに物語として見れば無くてもいいんだけど。


>総括
フライアで急激に読ませるシナリオになったユニゾンシフトブロッサムだが、その変化が突然変異ではなく確かなものだと実感できる良ゲーム。
選択肢はほぼ無しの一本道だし、エロもいまひとつ。純粋にゲームとして見ると絶賛はできないが、ADVフォーマットで読む物語としては高クオリティの一本。
[PR]
by nayuta_m | 2010-08-24 23:59 | ゲーム
俺たちに翼はない After Story

あからさまにファンからの搾取をねらったぼったくりファンディスク。
しかもプレリュードの時と違いフルプライス。
そのうえプレリュードの限定版ではハードカバーのブックレットが付いてきたのに、今回の限定版はトレカ一枚です! ロックだぜ!!(泣)

だが俺つばの魅力的なキャラ会話は健在。大健在!
俺つばが好きだったなら(コストパフォーマンスを無視すれば)買って損なしのクオリティ。

ボリューム的にはメインの4ヒロインのアフター+ミニシナリオが10本以上とさすがにフルプライスだけあってプレリュードより増量。
しかも本編の体験版が混ざっていたプレリュードと違って完全新作。
それぞれのヒロインエンド後のアフターストーリーだけでなく、山科後とか融合失敗後とかバラエティもあり楽しめる。

個人的にヒロインとのラブラブよりも会話劇重視だったが充分満足できる内容だった。
見どころは別主人公関係のキャラと絡むシーン。色々とおいしいシチュエーションと会話の連続。
あと鷲介編での明日香の扱いとか鷹志編での小鳩と明日香のシーンとかシリアスにいいシーンも用意されている。

内容的に残念だったのは本編でエンドのなかったサブヒロイン系(香田とか林田)に今回も救いがなかったところ。
夢オチでも何でもいいからハッピーな話が読みたかった。そのうえエチがあればなお良しだったのに。

作品のクオリティ自体は文句なし。
オープニングムービーも見た瞬間ぼったくり価格を忘れる出来。
それだけに価格の高さだけが残念。
その上アクチ導入とか、どんだけファンの足元見てるんだ?
価格アップがアクチ導入のためとかだったらマジ許さないレベル。
[PR]
by nayuta_m | 2010-08-19 23:35 | ゲーム
Xbox360 250GB

今日発売の新型のXbox360購入!
OHPを見ると初期型に対して「Xbox 360 S」という呼称もあるらしい。


>筐体
つやつやのブラックボディ。
これ静電気的にムチャクチャほこりが付くのでいいことないです。

デザインが変という印象は実物を見ても変わらない。
その上フェイスプレートも使えないとか外観に関しては褒めるところ皆無。

Xbox360を縦置きにするのは素人だけ(笑)なのでもちろん新型も横置き設置。
サイズが小さくなった悪影響で上に別のマシンを積めなくなったのはちょっと残念。


>データ移行
初期型の120GB HDDに付いてきた転送ケーブルは無事使用可能。
転送ソフトは最新のシステムに組み込まれていて旧のHDDを外してケーブルでつなげば自動で転送メニューが出てきた。
内蔵からケーブルのHDDへの転送も、ケーブルのHDDから内蔵へ転送も両方可能。
転送元の本体は全く不要でした。


>静音性
この静音さはこわいくらい。
何もしていなくても爆音だった初期型に比べると無音といってもいいレベル。
うちの機械だとHDDレコーダーとかとタメ張るレベルなのでゲーム中は全く気にならない。
もうこれだけで買う価値あり。
ディスクアクセス音に関してもホントに音は小さくてプレイ中にアクセス音が気になることは無し。


>廃熱
ファンの音もまたムチャ静音なので廃熱しているか心配になるが
横置きした場合の上面のファン部分はかなり熱くなる。
左右(縦置きの場合の上下)面は全面空気穴になってるから、横から吸って上から出してるみたい。
この三面はふさぐとダメっぽいので注意したいところ。


>総括
とりあえずファーストインプレッションではパーフェクト。
初期型を使っている人なら、この静音性には感動すること間違いなし。
使い続けていくうちに音がうるさくなるとか熱暴走やレッドリングが発生とかいう欠陥が出なければ、新型を買わない理由はないでしょう。
[PR]
by nayuta_m | 2010-06-24 23:58 | ゲーム
魔界天使ジブリール3

魔界天使ジブリール第1シーズン最終作

>ストーリー
episode2プレイ時にもこうなるだろうと思ったが、どう見ても2のリカエンドから続いているかたち。
リカが正妻、ひかり愛人(?)の状態から開始。
導入部分とラストにちょびっと物語があるだけで、本編の大部分はエロと漫才というスタイルは変わらず。

>グラフィック
2から大幅に絵柄が変わってしまった3だが、見慣れてくると3の方が線がシンプルで好み。
よりぽよよんろっくのムービー絵に近づいた感じかな。

>キャラ
1~2の濃いメンバーの中にさらに新キャラ投入かよ、と思っていた新キャラ"ナギ"だが見事に第3の個性を確立。
事件解決後を舞台にした日常ストーリーを見てみたいと思うくらいキャラは立ったしジブリールチームに溶け込んだ。

>評価
絵柄以外はいつものジブリールなので、そこが許せれば買い。
個人的に絵柄の変化は歓迎なので安定満足な一作だった。
唯一不満を言えばひかりの出番が少ないことかな。
序盤のひかりはピカイチでよかったのにorz


以下ネタバレありの各キャラエンドレビュー


>ひかりエンド
また今回も貧乏くじかなと思っていたが、全キャラやった後だと一番よくまとまってる展開だった気がする。
ラストも3キャラが同列に並んでラブコメ展開という続編に続きそうなエンド。
でも4はキャラ入れ替えなんですよね……不憫ひかり。

ひかり復活シーンで2OPの"little My Star"がかかるとか燃える演出最高。
ミスティメイとの友情シーンも大きな見どころ。


>ナギエンド
正直泣けます。
人工生命モノの定番展開ではあるが、心を持ち人との絆を作っていった末の最後の決断。
まさかジブリールで泣かされるとは。

ただ最後の締めだけは不満。
True endとHappy endみたいな分岐があればまだよかったが、自爆を是とする展開はないだろう。
だいたい「記憶が復元されれば同じ個体なのか?」という人工生命モノの命題もスルーだし。
人間で言う生まれ変わりを表現しようとしたのだとしたら、全く別だと言うしかない。


>リカエンド
唯一アモーレ玉炸裂が見られるルート。
リカのアモーレ玉集めが報われます(?)。

今作で一番ひどい目にあったリカのアフターケアをするエンド。
よって物語的に盛り上がるものもなし、恋人のリカとくっつくだけで面白みもなし。

いちおう友人たちとの絆みたいなものも描かれるが
コイツ等自体が3でいきなり出てきた友人なので、重みがなさすぎる。
あと乱橋エンドは欲しかった。


ということで3キャラに一個ずつでエンドの数は3。
ハーレムルートとかラブリエルエンドもなし。
エチ満載でお手軽ゲームなのはいいんだけどエンディングは増やして欲しいな。
[PR]
by nayuta_m | 2010-06-19 23:59 | ゲーム
魔界天使ジブリール4その2
ジブリール4ネタバレありキャラ別レビュー

最初のキャラ集合絵を見た時から思っていたが、どう見ても"けいおん!"キャラがデザインモチーフ。
特に葵は言い訳不能なほど澪です。

ただプレイしてみると性格描写は全く別キャラ。
プレイしていけばけいおんイメージは全くなくなる。
逆に言うとけいおんエロゲとしては使用不可。


「早乙女もも」
世話焼き幼馴染担当のピンク髪のメインヒロイン。
声の威力が強力な今作のヒロインキャラだが、特にこのももは強烈。
おさななじみ度が数倍にアップします。

初代ToHeartのあかりに連なる正統派おさななじみキャラ。
個別ルートのストーリー展開はヤンデレになれなかったヤンデレ。
永遠のなかよし空間を望むエンドレスエイト発現。ブラックサイドがないキャラだとこうなっちゃうのかな……。
まあ話の展開自体は自己完結型の困難なんで読んでてイライラしたけど。

また唯一メイメイ、マイマイの秘密が明かされるルートなので最後にプレイするのが吉。
次作がもし4の続きになるのであれば(メイメイ、マイマイ的にも)、ももルートからが一番つながりやすい感じ。


「綾小路葵」
黒髪ロングの委員長キャラ。
属性はツンデレ。

素直になれない系で話が進むが、その分ルートに入ってくっつくとエラくかわいくなる。
あといじめられる漁所苦シーンはかなりレベル高し。

個別ルートで明かされる、まさかのマジ天使設定。
立ち絵とは言わないのでイベント絵で羽が生えてるところを見せて欲しかった。
というかエチシーンでネタにしないのが意味不明。

天使力を考慮したら3人の中で一番強いジブリールなのかな。
まあゲーム的に意味のない要素だが。


「星川ユズハ」
金髪のショートツインテール巨乳。
天真爛漫すぎて変態レベルになっているという個性的キャラ。
ももとは逆の意味で声の影響が大きい。
あのしゃべり方と声でキャラの性格付けが数倍個性的に魅力的になっている。

共通ルートの裏切りエピソードといい、ももルートでの言動といい、実は3人の中で一番情に厚く友情を大切にする、スゲーいいヤツ。
その上自分が3人の中で浮いてるという自覚すらあるというのが最高。
巨乳要素を除けば今作最高にお気に入りキャラ。

個別ルートでは、さわちゃん先生似の謎のメガネキャラが唯一登場。
いつもニコニコしているユズハが違う面を見せる家族エピソード。
最終的に落ち着くところが幸せすぎて、さらにユズハ好き度加速。


「メイメイ」
ブリッ子系の悪魔その1
キャラデザモチーフはムギですね。
こんにちはまきいずみ。
このまきいずみはかなりポイント高い。


「マイマイ」
男の子系の悪魔その2
キャラデザモチーフはあずにゃんですね。
かたつむりと言われると怒る。


「小島先生」
スイカ。
今作真の主人公。
NTR用キャラ。
なんとなくユズハとくっつくのがしっくり感じてしまうのが……。
[PR]
by nayuta_m | 2010-06-14 22:55 | ゲーム
魔界天使ジブリール4

シリーズ最新作にしてキャラ入れ替えの新シリーズ。
1~3の前シリーズから続けて出てくるのはラヴリエルとまきいづみ(笑)くらい。

これまでのシリーズが好きだっただけに、ちょっと心配だったが、このキャラ一新は大成功。
全てにおいてパワーアップしたシリーズ最高傑作に仕上がっている。


>ムービー
今回もゲーム内容とはかけ離れた素晴らしいオープニングムービー。
スタイリッシュになりすぎてペルソナシリーズかと思うほど。
でもまだ2の神ムービーは越えられないけど。


>システム
インターフェイスとしてはコンフィグ画面呼び出し時のページめくりエフェクトがウザ過ぎる以外は良好。
あのバグゲー「タイムリープぱらだいす」を作ったのと同じメーカーとは思えない。

ゲームシステムとしては選択画面が統一されて、純愛、漁所苦エチシーンも会話も同一画面で選ぶ形式に変更。
わかりやすく言うとXbox360版アイマスみたいな変化で、会話選ぶとエチシーン選べないみたいな感じ。

エチシーンを見たくないときは会話シーンを選ぶことで先に進めるし、純愛エチが見たくないときは漁所苦エチのみ選択できるとか、ムチャクチャプレイしやすい仕組みでマル。


>攻略
選択画面が統一されて攻略がどうなるのか戸惑ったが、結局エンディングを見たいキャラを(会話、エチを問わず)選択し続ければ、そのキャラのエンディングに行くお手軽仕様。
漁所苦エチを選び続ければハッピーエンドではなくNTRエンドに行く仕組み。

攻略が簡単なのはいいんだけど、ハーレムルートやメイメイ、マイマイエンドがないのは大きなマイナス。

キャラの攻略順は特に関連する要素も無いので好きなキャラからでOK。
あえて言うならももルートはメイメイ、マイマイ関連の謎も明かされるので最後の方がいいかも。


>シナリオ
ヒロインが同列の3人のジブリールというシリーズ初めてのキャラ配置のためか
従来のシリーズよりキャラゲー的要素が強化。
ルート分岐後の個別シナリオもその辺のギャルゲーに見劣りしない出来。

シナリオが薄いのがジブリールの短所だったが、今回その欠点を克服している。
しかもこれまでのエロ重視、お手軽さ重視を崩していない所が素晴らしい。


>不満点
エンディングがジブリール3人のNTRエンドと純愛エンドの2×3=6つしかない点はかなり不満。
いまさらラヴリエルエンドを入れろとは(個人的には大歓迎ではあるが)言わないが、メイメイ、マイマイのエンディングどころかエチシーンすらないのはシリーズ最低でしょう。

あと変身シーンのムービーが廃止されたのもかなり残念。


>総括
相変わらずクオリティが高い上に、毎回進化してくるのがすごい。
今から続編が楽しみだが、次回は「ジブリルオールスターズ」とか「ジブリールVSめがちゅ」みたいなクロスオーバーも見てみたい。
もちろん「めがちゅ2!」でも大歓迎だけど。
[PR]
by nayuta_m | 2010-06-05 23:59 | ゲーム
装甲悪鬼村正その5
装甲悪鬼村正ネタバレありキャラ別レビュー


「悪鬼編」
数年後のエピローグまで付いてムチャクチャ綺麗に終わっていた魔王編。
そこから直で始まる悪鬼編の存在はある意味一番のサプライズ。

どうせ村正とのエチシーンのためだけの蛇足エピソードじゃないのと思って始めたが
短い中に景明のダメっぷりと復活、最後に悪鬼として生きることを決意するまでを描く、付け足しでは終わらない濃いエピソード。
唯一敵と認めた雪車町一蔵が最後に立ちはだかるとか、もうしびれる展開。

魔王編のエピローグと時系列が前後しているのもよりエピローグ部分を印象深くしてるし、何より作品の締めが血のたぎる感じで終わるのが素晴らしい。

不満点を強いて言うならあんまり村正がヒロインらしくない所かな?
正直人化はネタとしてはいいけど、魔王編の蜘蛛村正にときめいてた展開の方に一票。

ゲーム全体では描かれ足りない要素はごまんとあったが、主人公である景明に関しては充分過ぎるほど描ききった感想。
最後までやるのとやらないのでは評価が大きく変わるタイプの作品。
システム的にもネタ的にもあと少し煮詰めてくれていたら絶賛まで行くポテンシャルはあったのに、残念。
[PR]
by nayuta_m | 2010-01-23 23:59 | ゲーム
装甲悪鬼村正その4
装甲悪鬼村正ネタバレありキャラ別レビュー


光シナリオ「魔王編」
まさにトゥルールートにして最終ルート。
一条と香奈枝の両方をクリア後、両名が生き残るように進めると分岐。

「真OPムービー」
最終ルートという事でネタバレ解禁気味に映像が差し替え。
特に陣営別に立ち絵が並ぶシーンがしびれる。


分岐後は予想だにしなかった茶々丸のもとで人化村正と光とのコメディ展開。
これまでの2ルートは何だったんだと思ってしまうくらい平和で幸福なエピソードが展開される。

モラトリアムが終わると六波羅陣営に入っての悪転活躍。
公方陣の魅力と合わさって、この部分の面白さ二乗。
景明さんもこれまでの何倍もいきいきしてるし。

特にこのルートでは大鳥獅子吼の頼もしさが異常。
復讐編でのかませ振りが嘘のよう。
景明との兄弟疑惑も含めて最も株を上げている。


「茶々丸エンド」
途中下車方式で茶々丸のエンドに。
正直この方式で文句も不足もないのだが
最終バトルの雷蝶戦と神の光臨後描写がないのが打ち切りエンド過ぎ。

作中最強キャラの戦い振りとトゥルールートのバッドエンド展開なんて非常においしいネタなのに
そこをカットしてどうするよ。
これも村正中途半端説の一因。


「ラストバトル」
そろそろウンザリしている銀星号との戦いを短く打ち切り
金神とのバトルに移行したのはうまい展開。
そしてまさかの右京復活!
どう考えても弱体化させただけだが、そのおっさん起用よし。

その後、お約束の銀星号との真のバトルになるのも王道展開。
もはや劔冑戦とは次元が違うバトルもラストバトルならでは。
ただ、このクライマックスでパズルを解かせる意味がわからないが。

最後の最後で明かされる光と景明の真実と
それが直接的に決着に結びつく作品全体を使ったギミックは見事と言うしかない。


「エピローグ」
説明不足気味なのが歯がゆいが
その後の世界情勢も説明されているし、何より武帝の設定がいい。
デモンベインの最も新しき旧神に匹敵する想像力を刺激される締め。


トゥルールートに相応しい読み応えのある内容と心地よい締めなのだが
まだ足りない。
ヒロイン二人を生き残らせたわりにラストにちょっと顔を出しただけとか
親王派との絡みがほとんどないとか、柳生常闇斎VS永倉さよ全カットとか
作品としてのポテンシャルが高いだけに、まだまだ描きこめるネタが色々放置されてるのがもったいない。
[PR]
by nayuta_m | 2010-01-14 23:09 | ゲーム
装甲悪鬼村正その3
装甲悪鬼村正ネタバレありキャラ別レビュー


大鳥香奈枝シナリオ「復讐編」

日本人のGHQ将校大鳥香奈枝がヒロイン。
糸目、長身、巨乳と個人的には何ひとつ惹かれる要素がなく
共通ルートでもコメディ要員的要素の強いキャラクター。

個別ルートに入っても萌えるということは決してなかったけど
キャラクターの魅力という点ではヒロイン中トップクラス。
こういう偽善のない信念のあるキャラは大好き。

シナリオ的にも
復讐に生きる香奈枝が歪んだ景明には救いを与える事になるという構造がピタリとはまり過ぎ。
香奈枝が最後まで正体を明かさない所も甘さを排除してテーマ性を強めていていいし
ラストも変にハッピーエンドに逃げずにきちんと信念に従う悲劇で終わっているのが素晴らしい。
最終ルートのようなスケールの大きさは皆無だがシナリオの完成度という点では一番よかった。

複数ルートが存在するゲームという媒体だからこそ出来た物語。
[PR]
by nayuta_m | 2010-01-10 23:59 | ゲーム
装甲悪鬼村正その2
装甲悪鬼村正ネタバレありキャラ別レビュー
ネタバレなしの全体レビューはその1へ


綾弥一条シナリオ「英雄編」

正義を体現する英雄「綾弥一条」がヒロインのルートだが
その正義がぬるすぎる。

景明の所業を知って速攻タイマンの弾丸ぶりは素晴らしいのだが
そのあとの行動にはがっかり。

一条も景明も信念から目をそらし続けて
正義も英雄も真っ向から描かれる事が無い。
結末も半ば相打ちで村正を相棒に落ちぶれるのみ。

景明と交わることで120パーセント魅力を発揮した香奈枝とは逆で
景明がいたおかげでその正義が曇りまくり。
ようは英雄編バッドルート?
まあ、ある意味英雄にはなってるんだけど、偶像として。

個人的には英雄になり損ねた話ではなく
もっとパッケ裏のイメージのように真っ向から悪鬼VS英雄を描くシナリオが見たかった。
実力に劣るゆえに敗れるが、景明の殺さずで生き残り、敗れても敗れても、毎回景明を倒すために立ちふさがるみたいな。

たぶんそういう理想の一条シナリオが悪鬼編ラスト~魔王編エピローグ~の一条なんだろうけど。
[PR]
by nayuta_m | 2009-12-09 23:59 | ゲーム