ついに最終章開幕。
表紙からしてジャンの目が逝っちゃってる。
そして、それ以上にジョゼの変貌振りが怖い本編。
義体の寿命といい、クローチェ兄弟の話といい、一気に物語が加速していく。
最終章にふさわしく大掛かりなアクションエピソードから始まる映画チックな構成。
いきなり1期生が三人も初(?)登場。
キャラ的にも作中の扱い的にも使い捨てなんだけど、なかなか魅力的なルックス。
10巻で物語が完結したトリエラ。
ある意味いつ死んでもよいキャラになったわけだが、だからこそ死なない気もする。
今回もベアトリーチェがいなければトリエラは死んでいただろうし
人との絆と生きる意志を持ったトリエラは周りに生かされていくのかもしれない。
中盤以降にスポットが当たったキャラクターに対して物語が薄かったクローチェ兄弟とその義体。
ここへ来て過去エピソードに突入して補完開始。
相変わらず他を寄せ付けない物語の深み。
このクオリティで完結まで行ってくれれば文句なしに名作になる。