エンターブレインのファミ通文庫
斎藤ゆうすけ
今巻は千早ソロ。
デビュー前のプロデューサーとの出会いからデビューイベントまでの物語。
物語自体はゲーム版準拠ではなく、ほぼオリジナル展開。
もとのゲーム自体、ストーリーらしいストーリーがないからこれはしょうがないし
親の話や弟の話や公園で歌ってた頃の話なんかをうまくゲームから取り込んで作られてる。
ただ全体的に描写不足な部分が目立つ。
このストーリーラインでは一番の肝であろう千早とプロデューサーとの絆がいつの間にか深まってたりするし。
あと基本が千早の一人称視点なんだけど文章がですます調なのが違和感。
千早ってそうじゃないんじゃない?
挿絵の方はプラチナアルバムのグラビアを描いていたオイコで文句なし
というかこの千早はいいね。
プロデューサーに個性を付けるならここまでやらないとという意味では
基本の方向性はいいんだけど何につけても淡白すぎる
残念賞な評価。