劇場版マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~
前編であるイツワリノウタヒメはかなりムチャクチャな作りだったが、今回は非常に映画的作りで同じ人間が作ったとは思えないくらい進化している。
ある意味、前編がなくてもいいくらいの完成度。

多少テレビ版を引きずっていた前編と違い物語も完全新作レベル。
ビジュアルはブルーレイを買って何度も視聴したくなるほどハイクオリティ。

歌に関しては最高。
劇場を出た瞬間CDを買いに行きたくなる事必至。
曲自体もいいし、劇中の使われ方も素晴らしい。
映画を見てるときには泣かなかったが、見終わったあとCDを聴いたら泣いてしまったくらい。


以下ネタバレアリ


確定事項だと思っていたグレイスの裏切りの阻止から始まって二転三転する展開はテレビ版を見ていた人間ほど引き込まれる。
このif感は素晴らしい。

前編はシェリルの映画だったので完結編ではランカメインかと思いきや、今回もシェリルが大フューチャリングされるとは俺得。
あと子供時代のシェリルのかわいさは全銀河レベル。

そして何よりラストの締め方がテレビ版と比べて飛躍的に素晴らしくなっている。
三角関係にしろ何にしろ、ご都合主義のカタマリだったTV版と違いごまかさずに描いているところが高評価。
死なないまでもシェリルが命をかけて歌った覚悟に見合う(マイナスな意味での)結果がきちんと訪れているとかいい。
奇跡の安売りは逆に醒めてしまうから。

あとサヨナラノツバサのさよならがアルトだったとか衝撃。はじめて主人公的な活躍したよな。
ヒロインの相手役以上の役割を。

新VFであるYF-29デュランダル。
メサイアを前進翼にして27風の翼ブースター付けただけのやっつけ機体に見えたが劇中の活躍はロボットモノの主人公機にふさわしい強さ。
ついにブレラのVF-27とサシでやりあえるようになったのは感慨深い。
でもやっぱりカラーリングがカッコ悪すぎるんだよな。ツートンじゃなく黒を強くしてトリコロールにしてもよかった気がする。

製作者インタビューでも言っていたがストーリー的にはアナザーストーリーだが物語の乗りとかキャラの内面的な意味ではテレビ版から続く続編的位置づけの作品。
テレビ版が「俺たちの戦いはこれからだ」的中途半端な締めだったのもあり、テレビ版を見ていたファンこそ是非見るべき作品。
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by nayuta_m | 2011-10-24 00:45 | 映画
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