猫物語 白

第懇話「つばさタイガー」

いろいろな意味で特殊なエピソード。
メインの話が三度目というのも特別だし、白黒連続刊行なのも特別、なにより一人称キャラが阿良々木暦ではないという物語シリーズの根幹を揺るがす作りに驚き。
まるまる一冊羽川翼視点で描かれている。
正直読み始めた時は不安しかなかったのだが……ごめんなさい羽川さん。
非常におもしろかったです。

時系列は元に戻り偽物語後が舞台。
どうやら次巻の傾物語と同じ時系列の裏エピソード的な位置づけらしい。
そういう意味でも阿良々木暦が出てこない超番外編。
伏線もいっぱいで次巻が非常に楽しみになる。

黒でかなりやばい所まで描かれた羽川翼について、今度は羽川本人から語られる。
どこまで掘り下げるんだよと言いたくなるのは多分個人的な好みのせいだが、それがくどくなくどんどん読み進められるのは西尾維新の筆力。

あと羽川とのガールズトークでニューガハラさんの性格がいろいろ描写されるのが興味深い。
充分すぎるほどおもしろいじゃないのニューガハラさん。

今巻の作り的に最後まで阿良々木暦不在で話が締まると思わされた所にさっそうと登場するラギ子がヒーローすぎる!
こんなに頼りになるキャラだったっけ? 羽川視点だから? それとも傾物語での経験?

偽物語での見た目の変化だけでない、本当に変わったニュー羽川翼の描写が今から楽しみ。
傾物語は同時系列だから、見られるとしたら次の次か。

「特異な人間が普通の人間になる」というストーリーラインは戯言遣いと同じ。
化物語新シリーズはラギ子、ガハラさんだけでなく各ヒロインキャラが普通に変わっていく話になるのだろうか?
[PR]
by nayuta_m | 2011-01-09 23:59 |
<< S.H.フィギュアーツ Rナス... 微少女 その2 >>